日ごろ管理人が思っていることを書いて見たいと思います。 ここから以下は、管理人の思い込み、こじつけ、妄想が激しいため、 (このHP自体がそうですが) 暇があり、何を書いていても、おおらかな気持ちで見守れる方のみお読みください。 学術的な裏づけなどは一切ありません。 思い込みです!!
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ポリプテルスの代表的なバンドを有する種として、エンドリケリー、デルヘッジ、 ウィークシー、コンギクスが上げられます。

 これらの種は、バンドにバリエーションがあり、濃い、薄い、太い、細い、 さまざまですが、自然界でバンドを身にまとう必要があるために体表にバンドを持っていると考えられます。
なぜ必要なのか?普通に考えると、外敵から発見されにくくするため、 また、捕食する小魚などに自分が見つからないようにするため、など、 カモフラージュとしての役割が大きいものだと考えられます。
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疑問
常々、私は彼らのバンドの左右の違いに疑問を持っておりました。 自然界では、左右対称にバンドが綺麗にそろっている必要性はまったくなく、 軍隊が着用する迷彩服を見ればわかるように、ランダムで、 左右非対称の方がカモフラージュとしての役割は、高い機能性を果たすものではないでしょうか。
ワイルド固体として入荷される彼らは、左右対称に綺麗に整ったバンドを持つものは一部で、 当然のことながら左右にバラつきがあると思います。 ブリード固体のエンドリケリーなどは、ブリーダーの涙ぐましい努力により、 左右対称で、頭から尻尾までほぼ均等な逆Y 字の極美個体なども多く見受けられますが、 あくまでそれは「観賞魚」としての価値が高いもので、 自然界で生きていく上ではまったく必要でない機能だと思います。
私の中ではそう思い込んでおり、さらに観察してみると、 あくまで人間の視点から見た目ではありますが、右側のバンドの方が美しい固体が非常に多い。 とずっと思っておりました。
それからなぜ右側のバンドが綺麗で、左側のバンドは手を抜いたかのような個体が数多くいるのだろうか? と思い、自分の中でまったくの思い込みによる仮説を立てておりましたところ、 とある掲示板で、
「右側のバンドの方が美しい個体が多いと思わないか?」 という発言を目にしました。 私は特に観賞魚業界などにいるわけでもないただの飼育者で、 限られた中で個人として見られる範囲で、ショップや雑誌、ネットなどで固体を観察してきましたが、 私と同じ考えを持った人がいるのだということに非常にうれしく感じ、それと同時に、 やはりバンドを有する種には左右にばらつきがあり、右側に美しいバンドを持つ固体が多い。 ということを再確認しました。
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サンプル
私の飼育している固体たちの中にも当然左右にばらつきがあり、 やはり右側のバンドが美しい個体が多くいます。 (下に挙げる写真の体色は撮影日や、昼間に撮影したもの、 夜中にライトをつけて撮影したものがありますので、ばらばらですがご了承ください。)
サンプル1 デルヘッジの右側の写真です。
 これが美しいかどうかは個人の主観ですのでこの場は取り上げません。 左側の写真です。
 それほど大きく崩れているわけではありませんが、 右に比べて気を抜いた感じがあります。 これくらいの崩れはごく普通で、それほど疑問には思わないのですが、 次に挙げる写真は・・・
サンプル2 エンドリの右側です。
 個人的には、かなりこのバンドに魅力を感じて、連れ帰ったのですが左側のバンドは、 どうでもいいのか?というようなバンドです。
 まったく右側のバンドとは異なり、同じような部分もまったく見つかりません。 しかも、人間の視点からすると、まるで手を抜いているかのようです。
上記のエンドリはブリードものですが、ワイルドものではかなり左右にばらつきのあるエンドリをよく見かけます。 ここで疑問に思うことは、左よりも、右側のバンドを擬態化させるように細やかに気を使っているような気がするということです。 特にエンドリケリーはバンドが子々孫々に遺伝するということ、しかもその中でも右側に神経を注いだ個体が数多くいるということ、 そして、その右側に神経を注いだ固体たちが、 長い時を経て生き抜いてきているのではないか?という疑問も生まれます。
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仮説
ここからさらに管理人の妄想が強くなりますが、
初めに述べたバンドの意味とは、外敵や捕食相手に対するカモフラージュとしての存在であり、 より、発見されにくい模様を持つことで、自然界を生き抜くパーセンテージが上がっていくのではないでしょうか。 そして、そのバンドは相手から発見されにくい側が、より発達していくのではないでしょうか。 その発見されにくい側のバンドが右側であり、多くの固体が右側のバンドが優れているというひとつの答えが見つかると思います。
では、なぜ右側のバンドが優れているのか? という問いは・・・
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回遊
ポリプテルスは皆さんご存知の通り、決して遊泳力の高い魚ではありません。
しかし、まったくその場にいついてしまうと当然、 長期間にわたり餌にありつけない日々もあるでしょう。 そうすると本来の回遊魚のように、広い範囲を回遊するわけではありませんが、 ある程度の範囲を動くことになります。
その、回遊する向きなのですが、私は魚釣りが趣味で、 10年以上毎週、ひどいときは仕事が終わってからも毎日のように湖沼、河川、ため池など、 淡水域で魚釣りをしてきました。 そして、毎日見ている魚たちはどこへ行っても、ほとんどの場合が左回りで回遊しているんです。
私の対象としている魚はブラックバスで、日本の湖沼などでは、 捕食者としては上位に位置する魚です。 この辺はポリプテルスと同じ位置づけになると思います。
そのフィッシュイーターたちは何度も書きますが、捕食する相手に対しても、 外敵である鳥などに対しても決して見つかってはなりません。 捕食される側の小魚は浅瀬を群れで行動し、 外敵である鳥たちは浅瀬に足をつけてじっと魚が来るのを待っています。
その小魚や鳥たちに左回りに回遊した場合、 体の左側がより発見されにくい体色でないとならないわけです。
これがポリプテルスに当てはまるとすると、 左側の体色、つまりバンドが相手に発見されにくい形状である必要があるわけですが、 彼らは南半球に住む魚です。
南半球の場合、淡水域の回遊方向は北半球とは逆になると聞いております。 ちなみに水の渦巻きも北半球とは逆になると聞いています。 (真偽は定かではありませんが)
となると、右回りに回遊する彼らは、外敵や小魚に対して、 体の右側が発見されにくい形状でないとならないわけです。 そうして、彼らはより体の右側に気を使うことにより、 バンドの形状が繊細になっているのではないか? と私は思っております。

(右回りの回遊方向) では、左側にももっと気を使えば完璧な固体たちが出来るのではないか? といわれそうですが、前述したように、軍隊が着用する衣服の模様は、 ランダムで、決して左右対称に出来ているわけではありません。 左右非対称とすることにより、より発見されにくくなっているのではないか? とも思っております。

(左回りの回遊方向) もうひとつの突っ込みどころですが、 ポリプテルスは主に湖沼よりも、河川に広く分布する魚です。 河川の場合回遊方向などは関係ないと思われるかもしれませんが、 彼らの多くは河川でもワンド状になった場所を好むと聞いております。 アフリカの広大な河川の大きなワンドに生息する場合、 ワンド内を回遊し、しかもその回遊方向にも意味があると思っております。
まあ、回遊といっても、彼らの行動時間のほとんどは、 倒木などのストラクチャーに身を寄せているものだとは思いますが。 |
最後に
長々と管理人の妄想にお付き合いくださりありがとうございました。 強引な箇所や、こじ付けなど多々あるとは思いますが、 皆さんはどうして右側に美しいバンドを持つ固体が多いのだと思われますか?
ご意見などはお気軽にメールやBBSにお書き込みください。 しかし、この管理人打たれ弱いので、打たれるとすぐに凹みます。
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